小学校卒業式　祝辞

　祝辞　

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6年生の皆さん、卒業おめでとうございます。

また、保護者の皆様、この度はお子様のご卒業

心よりお喜び申し上げます。

そして、本日に至るまで児童たちを温かく見守りご指導くださった

教職員の皆様、深く感謝申し上げます。

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さて、皆さんは今日、6年間の小学校生活を終えて

次のステージである中学校へと進まれるわけですが、

今まで皆さんは小学生として『児童』と呼ばれてきましたが

4月からは中学生として『生徒』と呼ばれるようになります。

更にその先は『学生』や『社会人』と呼ばれるようになっていきます。

呼ばれ方が変わりどんどん成長していくに従って

『大変なこと』がたくさん増えていきます。

ですが同時に

『楽しいこと』もたくさん増えていきます。

『何だかどこかで聞いたことのあるセリフだな !?』

と思った人もいるかもしれませんね。

そうです、皆さんが先日の『ゴールの会』で

4月から最高学年になる5年生に向けてお話ししていた言葉です。

次のステージへと進む人に向けた激励の言葉として

とても素敵だなぁ　と思い

私もこの卒業式で皆さんへ贈らせていただくことにしました。

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言葉の通り、成長するにつれて

『大変なこと』っていうのはどんどん増えていきます。

ですがそれ以上に、

『楽しいこと』もたくさん増えていきます。

色々な事を学び経験していくにしたがって

『やれること』、『やりたいこと』がどんどん増えていくからです。

ただ1つ問題なのは成長するにつれ、

『大変なこと』は

頼んだわけでもないのに勝手に次々と押し寄せてくるのに対して

『楽しいこと』というのは

自分で探し出さなければ　なかなか見つけ難くなる

ということです。

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そこで、チョットだけ人生の先輩である私から皆さんへ

この場をお借りし細やかなアドバイスをさせていただきたいと思います。

『楽しいこと』をたくさん見つけるための秘訣、それは、

とにかく何でもやってみると言うことです。

『大変なこと』も含めて

できるだけ多くのことをやってみてください。

色々なことを　見て、聞いて、触って、感じて、経験してみてください。

やってみた結果　失敗してもいいし、後悔してもいいでしょう。

やった後悔というのは時間が経つにつれて小さくなりますが、

やらなかった後悔は時間が経つにつれ大きくなるものだからです。

経験したことの全ては必ず

皆さんが『楽しいこと』を見つけ出すための知識と心を育んでくれます。

勿論、

皆さんがこの小学校でしてきた様々な経験も同じです。

毎日の授業や友達との遊び、

修学旅行や子どもまつり、掃除や給食、

3つの『あ』の運動やユニバーサルデザインの学習なんかに至るまで、

その全ての事が、皆さんの知識と心を育む栄養になっています。

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本日、皆さんはこの小学校を巣立たれる訳ですが、

このたくさんの栄養を与えてくれた

家族や先生方、友達や地域の方々への感謝と、

そして何よりも、この6年間で育んだ知識と心を持った

自分自身への大きな自信を胸に、

次の中学校というステージで

『楽しいこと』をたくさん見つけてください。

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最後に、

小学校卒業生47名皆さんの中学校生活が

たくさんの笑顔に包まれ、素晴らしい体験に溢れることを願い

私のお祝いの言葉と代えさせていただきます。

本日は誠におめでとうございます。

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平成30年3月20日

　　　　　　　　　　　　　PTA会長